亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

大人って何?

『人は何歳で成人するのか?』一応日本では、20歳で成人と呼ばれる。

つまり20歳で大人になる訳だ。

何となくこの数字を皆受け入れているが、世界を見渡すと必ずしもそうでない。

各国の成人年齢も、実に様々。

また日本の色んな基準を見ても、酒やタバコは20歳からだが、ギャンブルや性風俗の利用は18歳から認められている。

選挙権も18歳からになった。結婚は女子は16歳から出来るし、働ける様になるのも16歳からだ。

そもそも20歳と言う数字はどうして決まったのか?

この辺りを境に、身体的成長が止まり老化に転じるからだろうか?

身体の成長も概ね18歳位で男も女も止まる。

だから20歳とは何ぞや?となる。

選挙に立候補出来るのは、25歳から。

参議院は30歳から。

20歳ならまだ若すぎる?大人じゃない?

では子供を作れる身体になるのは、こっちで見ると男も女も大体13歳辺りから可能になる。

子供を作れるのかだから、もう大人ではないのか?

余談だが、子作りは身体の負担から見ると特に女性は、10代後半から20代が望ましいと言われる。

昨今の晩婚化は、繁殖向きではないのだ。

話しは逸れたが、大人とされる年齢も時と場合により、結構バラツキがある様に思える。

さて、ではもう少し別の角度から見てみよう。

精神的に成熟つまり大人と言えるのは、一体何歳からだろうか?

さっきの参議院に立候補出来る様になる、30歳からだろうか?

これには『神との対話』と言う本の中で、60歳位が相当だろうと書かれている。

また随分な提案だなぁと当時は驚きもしたが、強ちそれ位が丁度良いのかも知れない。

しかし人間本来の寿命が120歳位と言われている事を鑑みると、80歳位が妥当かも知れない。

でもそう言うと現在の平均寿命に近くなるので、真っ当な大人がいなくなってしまう。

そもそも本来の生存可能年齢より若くして寿命が尽きてしまうのは、まだまだ人間が人生を謳歌出来ていない証拠かも知れない。

 しかしただ年を重ねれば自動的に、成熟した大人になれるのか何て言うのはもちろん違う。

『成熟』ってどう言う事だろう?

敢えて言えば己の身の丈を理解して、それに合った暮しをして行ける事なのではないだろうか。