亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

一体どこまで飾るの?

人の印象と言うのは、見た目でほぼ決まる。

 

本当の所その人がどんな人かよりも、見た目のイメージで、きっとこんな人だろうと決め付けてしまう癖がある。

 

そうやって思い込んだイメージと、実際のその人との間にギャップが生じれば生じる程、人は驚いたりする訳だ。

 

それ程見た目と言うのは重要で、知ってか知らずか大概の人は何かしら自分を良く見せようと色々盛っている。

 

特に勝負事があれば、その盛りようは半端ない。

 

盛るって言うのは、メイクをしたりお洒落に凝ったり。

 

見た目とは少し違うが、初対面で名刺を交換する場合なども、その名刺に何を盛っているのかで(役職とか資格とか)印象が決まる。

 

だから心理テクニックとして、敢えて好感度を上げる為に、『盛る』為のアドバイスしたりする本などがバカ売れしたりする。

 

ある程度は現代社会を生き抜く為に、この盛る事は大切な事だと思う。

 

でも行き過ぎるのは良くない。

 

この盛るつまり着飾る事はどうも適当な所で終わらすのが難しく、大概は盛り過ぎなんではないかと思ってしまう。

 

私なんかは元々がショボいので、着飾った所で格好良くなる訳でもないし、そうやっている自分と現実の自分との間にギャップを感じる様になって、すっかり止めてしまった。

 

見栄を張る生き方は、あまり長続きしない。

 

しかし見栄を張らないとショボ過ぎる自分が出て来てしまうのでこれはこれで問題なのだが、でも等身大の自分でいた方がずっと良いし何よりとても楽なので私はこのショボさで生きていく。