亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

男女のあるべき姿

私が心理学など心の世界を探究した時に感じた違和感、それはそれらが理想とする方向性に対してだ。

 

具体的に言うと、人間の中にある動物的側面に対する軽視だ。

 

人間は例えるなら、神と獣のハイブリッドであると私は考えていて、知性や良心とはこの神的側面の領域で、本能や性欲などが動物的側面の領域であると理解している。

 

特に性に関してはタブーな事柄が多く、それが現代文明に大きく影を落としいるのではと思う。

 

引いてはそれが、子供や弱者軽視へと繋がる原因にもなっている。

 

まず最初の問い掛けとして、セックスは忌み嫌う行いなのか?

 

18禁にしなければならないほど、低レベルな行為なのか?

 

まずそんな根本的な疑問を、まず検証しなければならない。

 

ただ一つの真実として、殆どの人間はそのベールに隠された男女の行為に依ってこの世に生を受けているのだ。

 

最近では性交渉を経ず、医学的技術により誕生する子供もいるので、必ずではないが…

 

基本赤ちゃんは男女の共同作業に依ってのみ創られるので、その為の行為は神聖視されるべき事のはずなのに、実際は真逆で恥ずかしい事とされている。

 

これは多いに問題なのだ。

 

特に若年層の、性に関心が高い時期の人達に対する締め付けは、生命に対する偏見を産む。

 

結果授かった赤ちゃんを殺してしまうなんて話は、ご満と聞く。

 

子供は地域の宝と、誰隔てなく大人たちが子供に関わっていた、中世から近代位の緩い共同体意識と言うのを復活せねばと考える。

 

その頃は性その物にとても寛容だったと言う。

 

権力者も正妻や側妻と言って、本妻以外の妻的な人がいる事も当たり前だった。

 

ただこちらの世界では、子供同士の跡目争いで殺し合いも起きたので、子供が守られると言うのとは少し違うが…

 

もっぱらさっきの共同体意識は、庶民の暮らしの中にあった物だ。

 

欧米的な価値基準である今日の婚姻制度では、不倫などと言う負の出来事も作ってしまう。

 

純愛を通したい人はそうしたら良いが、恋愛を含む男女のスタイルは、もっと自由であっても良いのではないか?