亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

人の行いは全てポジティブだ②

自殺とまでは行かなくとも、自らを傷つける自傷行為と言うものがある。

 

腕や手を切ったり、髪の毛を抜いたり、爪を噛んだり、洗剤を食べたり、身体に火を押し付けたり…

 

これも色々人により目的は変わるだろうが、傷つける事で生きている実感を得られたり、気持ちが晴れたり(生理学的には、脳内にリラックス効果のある成分が分泌されるかららしい)全部が全部脳内の快感成分の効果ではないだろうが、自傷行為をする事で何らか気分転換が得られるなら、つまり気分が良くなる、ましになると考えれるならその瞬間の動機は、ポジティブなものと言えるだろう。

 

また自己破滅的な行い、犯罪行為と解っているのに手を染める行為もまた一種の自傷行為だろう。

 

また如何わしい場所に近寄るとか、無駄に借金をするだとか、そう言った類の事も、その瞬間に何らかの期待(人生の好転を期待する心理)があるので、(危険な場所と言うのは、財テクや投資などのハイリスクだけどハイリターンが見込める商品に似た感覚ある。)やはりそれを選ぶ瞬間はポジティブである。

 

自殺や自傷行為が自分に向かう人がいる一方、それが外に向かう人もいる。

 

町中に落書きをする、爆音を鳴らしながら暴走する、誰かを傷つける、テロをする。

 

こう言う事も、とどのつまりはやってる当人に取っては、ストレスの解放だったり、自己顕示欲を満たせたりとそれなりにポジティブな事なのだ。

 

この様に全てのネガティヴと思しき事象も 、それを行なっている当人のやり始めた時の動機は、全てポジティブな事として始められる。

 

もし前向きに何かをしようとしている事を邪魔されたら、誰だって良い気はしない。

 

しかし大概こう言う行為は、何らかの善意によって邪魔される。

 

これがこう言う事を拗らす、最大の原因なのだ。

 

まだ事が大きくなる前なら、大騒ぎする事なく経過を見守る事が大切だ。

 

また大問題になっていても、更なる悪化を防ぐ為にも、まずは当人の元々の動機に思いを馳せながら望んでもらいたい。

 

これは残念ながら、かなり大変だけど。