亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

空想の産物に打つ勝つ為に

前々回の記事で、『死後の世界観』についてあらゆるそれにまつわる情報は、不確定なものだと述べた。

 

日本と言う信仰の自由が許されている国で色んな宗教が称える様々な『死後の世界観』を知る事が出来るからこそ、様々な相違点を知り、幸か不幸か死後の世界に対する絶対的なイメージと言うのが私の中に形成されなかった。

 

更には非二元論的な事に傾倒して行くにつれ、そっちの世界に対する好奇心が薄れて行った。

 

しかし前々回の記事でこの世は現実世界なのである程度は知覚出来るが、あの世に関しては想像の域を拭えないと書いた。

 

現実世界と空想世界、どちらの方が伸び代があるかと言えばやはり空想世界だろう。

 

良くも悪くも色々な内容を付け加えたり、変えたり自由に想像出来る。

 

現実世界に辟易している人に取って、幾らでも美化する事の出来るあの世、つまり死後の世界は正に新天地以外の何物でもない。

 

そんな幻想に取り憑かれ、戻る事の出来ない世界に飛び込む事は、あまり良い事とは思えない。

 

だからこそ、私なりの死後の世界観を書いてみようと思う。

 

これは飽くまで私個人の結論であり、これもまた一つの幻想である事を先に断っておく。

 

私が考えるあの世、それは正にこの世のコピーだと思ってある。

 

否、それを言うなればこの世があの世のコピーと言うべきか。

 

つまり死後も同じ世界を『生きる』事になると考えている。

 

でも根本的な違いもあろう、あの世は時間と言う概念がなく、物質的な制約がない世界であろうと想像する。

 

この世では思った事考えた事がすぐ起こらないが、あの世はすぐ叶える世界ではないかと思う。

 

間髪入れずに空を飛びたいと思えば飛べるだろうし、黄金に塗れたいと思えば金ぴかの世界が心置き無く創れるだろう。

 

透き通る空気の中、煌びやかに輝く穏やかな陽の光の元で好きなだけ寛ぐ事が出来るかも知れない。

 

迷いなく美しく清いイメージを想像、維持出来る人は、きっとあの世では天国の様な世界に暮らせるだろう。

 

逆に大地震が起こるのではないかと考えたり、機関銃を乱射する集団に絡まれるんじゃないかとか、ゾンビに追い立てられるのではないかなど後ろ暗い想像をしてしまう人は、間髪入れずに恐ろしい世界に取り込まれる。

 

絶え間なく想像が創造される世界、生きている時に楽しい暮らして来た人は、きっと楽しいあの世を生み出せるだろう。

 

でも後ろ向きで絶えず怒りや不満を抱えて生きていた人は、あの世でもきっと悪い想像を創造して行くだろう。

 

それが正に地獄である。

 

そう考えると今正に生きているこの時に、良い心構えを構築する事が大切なのではと思う。

 

いざこの世を去る時の為に。

 

良い心構えとは、このブログを通して色々書いているので参考にして貰えればと思う。

 

ただ簡単に言うと、人生を楽しめば良いのだ。