亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

やっぱりワクワクする方へ

もう死語となってしまったかも知れないが、私はこのワクワクする方をしようと言う考え方が好きだ。

もう言葉その物の響きがとても、ワンダフルだから。

でもただ巷に蔓延している、ポジティブシンキングって奴とは少し距離を置いている。

ポジティブシンキングは、辛く苦しい時でも明るく気合いで乗り切ろうみたいな、自分を騙す様な意味合いを含む。

辛い時悲しい時に無理に明るくしても、却って苦しくなるだけで、何の効果もない。

そうではなく、本当はスキップをしたい気分なのに、もう大人だからとか言い訳してしなかったり、パフェやオムライスを食べたいのに、男だからとかおっさんだからと言い訳して止めてしまったり、そんな心の言い訳何て無視して、本当にしたいのなら、思い切ってやってしまおうよと言う話なのだ。

ワクワク系の話の延長に、引き寄せの法則などの考え方が時々紹介されるが、この辺とごっちゃになると話がややこしくなるので少し整理したい。

ワクワク系や引き寄せ系その他色々、人生を好転出来るかも知れないとされる考え方はご満とあるが、そう言う類の根底には、それを上手にこなした暁にはバラ色の人生が待っているみたいなノリが語られる。

しかし私はその辺は疑問だ。

ワクワクする事を選んだら、人生が劇的に変わるとは私は思えない。

変わる人もいるだろうが、皆んなが皆んなそうなる訳ではない。

寧ろそんな宝くじを買って大金を手にする様な夢に賭けるのではなく、ほんの少し人生を豊かにし、心が喜ぶ事する時間を増やそうと言う程度で良いと思っている。

しかし小さな選択でも、少しワクワクする方を選ぶ事を心掛けるだけで、気持ちが晴れるのは確かなのだ。

詰まらない拘りを捨て、ワクワクな事をして行こう。

自分のペースで。

しかしそれでも、ワクワクする方に進ませる事に苦痛に感じるのなら、無理にする必要はないとだけ断っておく。