亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

劣等感を感じてしまう件

世の中は何かと競争社会だ。

当然その結果として、あらゆる場面で常に何かしらの勝敗を無意識に感じながら皆生きている。

比較的優勢と思える時が多い人に取っては、生き易い世の中かも知れない。

しかしいつも優勢と言う訳でなく、大概の場合は、何気に劣勢に立たされている様に感じる場合の方が多い。

これは大脳生理学的観点からして明らかで、人は無意識に常に生き残る事を最優先にしている為、物事を慎重に感知する力が働き、ネガティヴな方向へ考えがちになる訳だ。

現代社会では、そこまで緊急を要する事態と言うのは滅多に起こらず、瞬間的に平常心を取り戻せるのが普通だ。

しかしストレスや様々な条件付けがある場合などは、ネガティヴな状況に留まり易くなる。

そこに様々な指標に寄る、常識と言う物差しが加わり、少しでもその要件が満たされないと強い劣等感を覚える様になる。

ざっと言うと劣等感と言う奴は、こんな感じで生み出される。

その罠から抜け出すまず第一歩は、本当にこれって悪い状況なのかと疑ってみる事だ。

案外この問い掛けは、役に立つ。