亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

その成功イメージを疑ってみる

自分が猫だとしよう。動物園に行ってライオンや虎を見て、いつか自分もあんな風になるのだろうと思い描いたとしたら、それはおかしいやろと思うだろう。

猫は猫であって、ライオンや虎にはなれない。

でも世の中に蔓延っている成功イメージと言うか、常識と言う名の基準が求めるイメージと言うのは、得てしてそれ位ピントがずれている事が珍しくない。

例え猫だって遺伝的に近しいのだから、努力すればライオンや虎に、或いはそれ以上の存在になれると言うとんでもない理論がまかり通ったりする。

『遺伝的に近しい』何て言う、論理的で最もらしいフレーズで思い込んだ様なイメージと言うのは、錯覚に陥りなかなか冷静な判断が出来にくくなる。

自分のみならず、社会もまたこんな錯覚に陥っているから、なかなかそのおかしさに気付く事が出来ない。

まずは立ち止まって、今の自分の姿、在り方をまず肯定してみよう。

何かに成るだろうと言う架空のイメージでなく、今のその状態がまず既にベストなのだから。