亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

後退と言う進化もある

好転、成長、進化、人はお決まりの文句の様にそれを求める。

いつも物事が前にばかり進む訳ではないのに、絶えず前に進む事ばかりを望む。

悪いとされる事は良い方向へ移行されるべきと言う姿勢は、いつしか強烈な脅迫観念を生み出す。

それが正に、苦しみの元凶だと言うのに。

縮小、単純化、撤退、こう言うマイナスなイメージの出来事も、長い人生では当たり前の様に起こる現象の一つの現れに過ぎない。

忌み嫌うのではなく、ただ流れに身を委ねる気持ちを持つ事が本当の強さなのだ。

失敗をしても構わない。

余りに失敗が続くのなら、それは自分が求めている事ではないのかもと考えを改めよう。

人と違っても別に良いじゃないか。

執着を捨てるとは、そう言う事なのだ。