亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

非二元論

私がここで色々称えている考え方を、『非二元論』と言う。

 

ノンデュアリティーと横文字で言ったりもするが、同じ意味合いになる。

 

この分野の書籍も多数出版されているので、興味ある人は既に色々読み漁っているかも知れない。

 

非二元論とは簡単に言えば、物事は正解か間違い、右か左、あっちかこっちみたくどっちかに行き着くのではなく、そのどちらでもあり、そのどちらでもないと言う考え方だ。

 

結局何やよくわからないもやっとした考え方の様でいて、しかし何となくこの辺に落ち着く地点がある、そんな境地を言わんとしている考え方だ。

 

落ち着く地点がある何て言われると、それが目的になり、そんな境地を切り開かなくてはならないと言うロジックにはまり込む。

 

その境地の事を悟りとか、目覚めとか表現したりするから、要らぬ目標が生まれたりするのだ。

 

そんな物は目標でも目的でもない。

 

その 何となくこの辺に落ち着く心境(地点)と言うのを例えると…

 

あなたが広い公園を散歩していると、素敵な音楽が聞こえてきた。

 

音のする方に近づくと、ちょっとした人集りが出来ている。

 

誰かがちょっとしたライヴをしていた。

 

自分も少し曲を聴いて行こうと、その場に腰を下ろした。

 

あなたが今正に腰を定めた地点、きっと隣の人からは適度に距離があり、音が良く聞こえて、演者の姿も確認できる。

 

そんな場所を無意識ではあるが、しかししっかりと定めた訳だ。

 

具体的にここと言う場所ではないけど、落ち着ける地点と言うのは必ず見つかる。

 

もちろん公園を散歩しようとした時、ライヴが行なわれている事など知らなかった訳だし、今座っている場所を決めていた訳ではない。

 

損得勘定で見たら、その場所よりもっと条件の良さげな場所があるかも知れないが、既に先客が居てそこに座る事が出来なかった訳なので、自ずとその場所に腰を下ろした訳だ。

 

非二元論はこんな感じで、流れて行く顕れを伝えている。