亡国の世迷言 マラゴニア王国

マラゴニア王国は架空の国。マラカスの妖精マラゴンが治めている。

テロリストとツキノワグマ

この所ツキノワグマが人を喰ったと言う、物騒なニュースを耳にする。

 

喰わないまでも住宅街に現れたとかハイキングコースに出没したと、話題は事欠かない。

 

あんまり頻繁に目撃情報があり、更なる人的被害が発生したら、一気に大規模な駆除が行われてしまうのではないかと危惧している。

 

人に危害を加える者には、容赦はしない。

 

人に危害を加える者と言えば、テロリストがその最たるもの者だろう。

 

どこの国の方針を観ていても、テロリストはまず情状酌量の余地すらなく殆ど極刑だ。

 

厳密に言うと正当な裁判を得ず、現場の判断による死と言う取り返しの付かない極刑に処せられる。

 

しかしこれはある意味致し方ない、現実的結果だろうと私は考える。

 

テロリストと対峙する人達の中には、自分達と違う者は人で非ずと考えている人もいるだろうが、中には苦渋の選択をしながら彼らに死の制裁をしている人もいるだろう。

 

テロリストを止める為には、死以外の選択肢が見当たらない場合もあるのだろう。

 

イッテしまった暴徒には、言葉が届かない。

 

殺らねば殺られる状況なら、もうそれは正当防衛としか言い様がない。

 

しかし事、野生動物に対してはどうだろう。

 

彼らにも言葉は通じない。

 

襲い掛かる猛獣は、テロリストと何ら変わらない。

 

しかし脅威を減らす為と言う理由で大量の駆除が行われたら、生態系に甚大な被害をもたらす。

 

その状況だけは、何としても避けて貰いたい。

 

クマの出現は、自然との付き合い方を忘れた現代人に対する警告なのだ。

 

そしてまたテロリストの出現も、社会がバランスを欠いていると言う警告であると観るべきなのだ。